登場人物





アウル

 ドイツ貴族で大富豪、ネオ・ロアノークの息子の一人であり暗殺者。

 母親はネオの元で動く暗殺者だったが、最初の対フランス戦であったフロンティアの戦いで戦死。表向きはネオの息子として引き取られた。

 冷めた性格ではあるが、状況に応じて性格を使い分けている。
 ネオとは軽口を叩きあったりはするが、忠実。
 自らは彼の手足に過ぎないと思っている。




ステラ

 フランス庶民であり戦争で親を亡くし、兄のレイと共にデュランダルに拾われた後、兄のレイと暗殺者として暗躍する日々を送る。
 普段は茫洋としているが、暗殺者としてのスイッチが入ったときは別人のように冷酷無比な殺人人形と化す。
 デュランダルの命でネオの命を奪いに来たが……。




ネオ

 アウルの義理父。ドイツ貴族の大富豪で公爵でもあり凄腕の軍人でもあったが、タンネンベルク会戦で右足を失い、前線を退いている。

 アウルに汚れ役を任せている自分に嫌悪し、上司であるジブリールに疑問を抱きつつも、祖国を守るために指揮を取る。




クロト

 アウルの義理の兄。ネオの跡継ぎとして多忙の日々を送るが、アウルが来る前は彼自身も暗殺者だった。軍の寄宿舎先からたまに顔を見せる。




フレイ

 ネオの姪。言動がきつく、やや潔癖なところはあるが心優しい少女。 ステラを気に入り、何かと世話を焼く。娼婦のミーアの元へとあしげく通うアウルに頭を悩ませている。




ミーア

 アウルの住む町に居る高級娼婦で歌姫としても名高い。アウルの数少ない理解者であり、協力者。戦場に出て行ったきり、戻らない恋人を待ち続ける。




ジブリール

 ドイツ貴族の大富豪でヨーロッパ諸国をドイツ国家支配下にしようと企んでる。選民思想の強い男で鼻持ちならないが、軍の統率力は優れている軍人。
 ネオ達を利用している。




シン

 日系イギリス軍人で開戦直後、家族をドイツに殺されているため、ドイツを酷く憎んでいる。短気だが、生真面目な性格で不正を嫌う。同僚のルナマリアとは友人以上恋人未満。レイとステラは彼の友人であるが、彼らが暗殺者である事実は知らない。

 デュランダルの命でとある任務につく事になるが……。




デュランダル

 イギリスの軍師であり。元ドイツ貴族でもある。ドイツの鉄血政策に異を唱えたため、国を追われ、イギリスへと亡命した。
 数々の戦績をあげ、イギリス女王より絶大な信頼と伯爵の位を得た実力者。ネオと深いかかわりがある。



ルナマリア

 シンの同僚で幹部候補生の頃からの同期。

 一見勝気な優等生だが、実は繊細で同じ軍人である父のために必死に表面を取り繕っているにすぎない。

 天才というより努力を惜しまない努力家。

 シンとは友人以上恋人未満の間柄。



レイ
 
 ステラの兄でシンの親友。タンネンベルグ会戦で戦死している。




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