拍手SS


アウステベビー
誕生スペシャル




その1




その1


アウル「僕とステラのチビ達だっ!!どーだ、可愛いだろう!!」

スティング「すごいな、男と女か。頑張ったじゃないか、ステラ」

ステラ「うん、ありがと・・・・」

アウル「スティング、僕はっ!?」

スティング「お前もな。よしよし」

アウル「へへっ」

ルナマリア「赤ちゃん、みせてよ」

アウル「ふふん、もったいないけれど特別に見せてやろう」

ルナマリア「へ、へぇ。可愛いじゃない。(何コレ・・・サル?ほんとに人間?)」

マリュー「ええ、可愛いわね(生まれたばかりだから。言っちゃだめよ)」

ソキウス・レイ「(了解した)」

アウル「だろう!僕とステラのなんだから!!はっはーーー!!」

シン「なんだよ、コレ?土偶?」

ネオ「あははははっ!!うまいね、坊主」

アウル・ステラ・スティング「・・・・・・」

ルナマリア・マリュー「・・・・・(きゃーーーー!!)」

アウル「・・・・スティング、ライフル持ってる?」

スティング「あいにく。スコーピオン(小型マシンガン)でも携帯してればよかったな」

ステラ「メス・・・・ならあるよ?」

スティング「でかした、ステラ」

アウル「シン、ネオ。あとで病院裏な」

ステラ「ステラも行く」


レイ「・・・・シン、忠告だ」

シン「?」

レイ「今謝った方が身のためだぞ」

マリュー「ネオ、あなたもよ」

シン「なんでだよ」

ネオ「?どうしたんだ?」

レイ・マリュー「「いいからあやまれっ!!」」










その2








アウル「ひい・・・ふう・・・みい・・・」

スティング「何やってんだ?」

アウル「赤ん坊の指数えてんの。ステラ、そっちは?」

ステラ「・・・・大丈夫・・・・みたい。ちゃんとある・・・・」

アウル「こっちも。よっしゃ!」

シン「なんでんな事やってんだよ」

アウル「大事なことじゃん。手足の指5本そろってるって」

ステラ「うん。大事・・・・」

シン「そういうもん?」

アウル「ん・・・・。僕も生まれる前はそう思っていたけどね。生まれてみるとやっぱ確かめたくなるっつーか。お前にも出来たら分かると思うぜ」

シン「ふーん」

スティング「・・・・」

ネオ「嬉しそうだな?」

スティング「アイツらにとって最初のガキだからそうだろ」

ネオ「そうじゃなくってお前が」

スティング「・・・・そうかな?」

ネオ「ああ」








                         



その3








スティング「あ〜、よしよし。もう泣くな」

アウル「ガキあつかいすんなっ!!ずびーーーっ」

スティング「△×●+・・・・(人のシャツで鼻かむな!)」

アウル「僕、パパになったんだな」

スティング「ああそうだな。頑張れよ(気に入っていたシャツだったのに)」

アウル「うん・・・。あ」

スティング「どうした」

アウル「おいっっ!!」

通行人A「な、なんですか、あんた!?」

アウル「聞いてくれ!今日僕パパになったんだ!!」

通行人A「は?」

アウル「は、じゃねーよ、このボケ!!双子の赤ん坊が生まれたんだと言ってンの!!」

通行人A「お、おめでとうございます」

アウル「へへっ、サンキュー。おい、そこのあんた!!」

通行人B「ひぃえ〜〜〜、なんなんですか、一体!?」

アウル「双子のパパになったんだよ、僕!!」

通行人C「ノォ〜〜〜〜〜?!」

アウル「マンガなんか見てないで人の話を聞けっ!!僕に赤ん坊が・・・」

犬「ギャオン!?」

ネコ「フギャーーーっ!?」

アウル「逃げなんなーっつーの!双子の赤ん坊が」

スティング「やめれ!!と言うか、何処まで行くんだよ、オーーー一イっ!!









                        




その4









アウル「ちょっとそこのあんた、聞いてくれよ!僕に双子の赤ん坊が生まれたんだ」

通りすがり「な、なんだね、君はっ!?」

スティング「やめれ!!と言うか、何処まで行くんだよ、オーーー一イっ!!







スティング「あの馬鹿、浮かれてどっか行きやがった」

キラ「アウル、何処まで行っちゃったのかな?」

ラクス「あらぁ?テレビで何かやってますわ」

テレビのアナウンサー『次のニュースです。今朝発生した銀行強盗の人質立てこもり事件は先ほど急な解決となりました』

スティング「強盗?」

キラ「有ったんだね」

ラクス「あらあらまあまあ」

アナウンサー『人質の通報で警察が踏み込んだ所、犯人が床で伸びているのを発見。逮捕となりました。目撃者の話によると、どこからか現場に乱入してきた二十歳前後の青年に愕いた犯人が発砲した所、怒った青年が犯人を殴り倒したそうです・・・・』

スティング「・・・・二十歳前後・・・・」

キラ「強盗の現場に乱入だなんてすごいね」

ラクス「勇敢ですけど愚かですわね」

アナウンサー『その青年は「そんな物を振り回している暇があったら人の話を聞け」「双子だぞ」「パパになったんだよ」などと意味不明なことを一方的にしゃべったあげく、あっという間に姿を消したそうです。市はこの青年に感謝状を贈るべく、この青年に関する情報提供をよびかけ・・・・』


キラ「誰なんだろうね?」

ラクス「誰なんでしょう?」

スティング「・・・・」












その5






看護婦「赤ちゃんに沐浴させてあげましょうね」

ステラ「沐浴?」

看護婦「お風呂のことです」

ステラ「お風呂・・・・?うんっ!!」

看護婦「まずは女の子の方から。そーっと入れてあげてください」

ステラ「そーっと・・・・」

娘「ふ、ふぇーん」

ステラ「あ・・・怖がってる・・・」

看護婦「不安になっているんですよ。何も掴むものもないし」

ステラ「・・・・大丈夫・・・・。ステラが・・・・。ママが、ついているから」

娘「ふぇーん」

ステラ「泣かないで・・・・。でも手足バタバタさせて、可愛い・・・・」

娘「・・・・・」

ステラ「あ、大人しくなった・・・」

看護婦「お母さんの服を掴んでるから安心してるんですよ」

ステラ「ホント・・・だ。可愛い・・・・。うふふ」

看護婦「次は男の子ですね。わたしがやりますか?」

ステラ「駄目」

看護婦「は、はい(そんなに食いつきそうな目をしなくても)」

息子「・・・・・」

ステラ「泣かない・・・・」

看護婦「珍しいですね」

ステラ「手足バタバタしないのね・・・。可愛いのに、バタバタ・・・」

看護婦「そんなに残念がらなくても・・・・」





あとがき


アウステベビー誕生記念拍手のショートSSでした。
ほとんど実話に基づいています。
職場の人や母から話を聞いたり、本やサイトを覗いてみたり。
わたし自身年の離れた妹もいましたし。
それらを組み込んでみました。
このSSは2週間もおいてありました。
・・・単に更新を忘れただけですが。