戦争終結から2年。

オーブの小さな港町で落ち着いた俺らは

そこで喫茶店をやっている。


僕。

ステラ。

そしてスティング。


ガキの頃からずっと一緒。

そしてこれからも一緒。











After the War



番外編


俺らの日常生活
















僕の仕事はウェイター兼パティシエ。

パティシェっと言う程じゃねえからスィーツ係か。

閉店後とか休みの日とかに試作品を作ったりしている。


なかなかおもしろいモンだぜ?

ま、仕事の話はまた今度。





仕事後の風呂あがりは何とも気持ちがいい。

海の風が僅かに開いた窓から吹き込み、

こうしてベットに横たわる僕の火照った体を醒ましてくれる。

明日は定休日。

久しぶりにのんびり出来る。

何しようか。

たまには母さんの顔でも見に行こうか。

仕事で忙しいだろうか。

でもステラがいい顔しないんだよな、何故か。

あ、母さんってオーブ代表やってる、カガリ・ユラ・アスハ。

2年前結婚してザラ姓になってけど。

あのハゲ予備軍の何処が好いんだか。

その母さんは実は僕より1コだけ上だったりする。

戸籍上も血縁上もなーんの関わりもない。

じゃあ何故か母さんかって?

めんどくさいから設定参照な。



「・・アウル、明日予定在る?」


風呂から上がってきたステラが、部屋に入ってくるとそう言って僕の隣に腰掛けた。

濡れた髪とバスタオル一枚が何とも色っぽくてそそる。

手を伸ばして髪に触れる。

つややかな髪は濡れていて絹のようだ。


「ないけど」

「・・・じゃ、一緒に出かけよ?」

「デート?」

「・・・・ん」

「いーよ」


髪を撫でる僕にアタマを預けるようにして微笑むステラ。

愛しい、僕のステラ。

ステラは部屋は違うけど、僕の部屋で過ごすことが多い。

今もこうして僕の部屋だ。


こうしてると、ステラって新妻みたいだな。

照れくさいけど。


ちなみに俺らの結婚はもうちょっと先。

まずはスティングに嫁さん来てもらわないと。

子供?

僕もステラも欲しいけど、もう少し落ち着いてからかな。

ステラのヤツ、僕とそっくりの男が好いって言うんだぜ?

僕がもう一人かよ?

手が付けられないほど腕白になるんじゃね?

そう言ったらスティングが自分のこと分かってンじゃねえかと言いやがった。

うるせえ、ハゲって殴ったら

だまれ馬鹿、俺はハゲじゃねえ馬鹿、殺すぞ馬鹿と3倍になって返って来た。

っっとに冗談が通じねえ。

そのうちホントにはげるぜ?



起きあがってとステラを抱き寄せると。

シトラスのシャンプーと石けんの香りがした。

柔らかい感触。

醒ましていたはずの僕の身体がまた熱を帯びてくる。


・・う〜ん、明日出かけるけどどうしようか


「アウル・・・」


ステラが潤んだ瞳で僕を見上げてくる。

やっぱ考えるまでもないか。

俺ら若いんだし。

朝方までヤってても仕事はしてたんだしね。

あ、悪いけどここから先は自主規制。

ンじゃ、また。












あとがき

まずは。

アスランファンの方、すみません。

そろそろ裏ページ作ろうっかなぁ・・。

裸エプロンネタとか(爆)


さとっこ様に捧げます。

返品可、です。


尊敬するさっとこ様より素敵なイラストもらっちゃいました〜♪
アウステ〜!!鼻血ものです。有り難うございました!!















ちょっと設定

アウルは28話で奇跡的に助かってオーブに拾われますが、
記憶を失い幼児退行を引き起こします。
そこへAAで役に立てない自分がオーブで何かできないかと
一時的にAAを離れ、戻ってきたカガリと出会います。
アウルはおぼろげな記憶(同じ質のブロンドですし)からカガリを
「母さん」と勘違いして、懐いてしまう。カガリもキラに対してそうだったように
母性の強い子ですから感化されてしまいます
アウルは
最終的に記憶は取り戻しますが、「母さん」と
の絆はそのまんま。二人の間に他意はないにしろ、
アウルを守るのは自分、と母性に目覚めてしまった
ステラにとっておもしろくないワケです。


以上設定でした